人喰いアルペジオ
「私はマエリベリー・ハーンを喰う」
人間は自然と決別した。
生きるために他の生き物の命を奪うことをやめ、自らの手で作りだした合成食品を食べて暮らす日本人。
人口が減り、寿命が減り、生き方が変わったこの世界には、人喰いの影が跋扈していた。
京都の学生寮に住まうことになった宇佐見蓮子は、そこで食事を全く摂らない不思議な先輩と出会う。彼女に連れられて行った場所で、蓮子は不思議な体験をすることになる……。
138P 新書版
著作:和泉幸奇
表紙イラスト:鳥居すみ (airdrop)
境界から視えた外界 -廻-にて頒布。頒布価格\800
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秘封倶楽部が結成される前のお話しです。未来世界の食品と、街に潜む人喰いのお話し。
今までの小説作品とは繋がりのない新しいお話です。過去の作品と設定を変えたので、矛盾する点がたくさんありますがそういうもんだと思ってお読みください。
文体はまた粘っこい語り口に終始するものですが、そこまで含めてお楽しみいただけると幸いです。
May 10, 2024 18:54